お客様の声
埼玉学園大学 人間学部心理学科 教授 原恵子様
五月雨式の納品が非常にありがたい
データ納品後に分析を進める際、機械的に分析を進めるわけではありませんので、細かく日にちを区切りながら納品していただけたことはとてもありがたかったです。また、年中無休で土日祝日も営業されていることも御社の特徴として非常にありがたい点だと思います。研究者は曜日をあまり意識せずに進めている場合も多いと思いますので、曜日関係なく文字起こしの依頼を受け付けていただき、納品していただけるのはとても助かりました。
起こし方ケバ取り
申込コース通常
文字起こしサービスをご利用いただくにあたり、特に重要視している点をお聞かせください。
以前利用していた文字起こし業者さんが廃業をされたことから、今回改めて文字起こし業者さんを検索していきました。
業者選びの基準としては、どのようにデータを扱ってるという基準を持っていること、プライバシーマークなどの根拠についての確認がとれることが前提でした。
また、納期も差し迫っていましたので希望納期までに対応をいただけるかどうかという点も重要でした。費用面はもちろんですが、サイトの印象や依頼手順のわかりやすさなども考えながら、最終的に御社への依頼を決めました。見積もりは適切な価格だと思いますので、御社は企業努力で費用をおさえられてるのかなと思いながら利用しました。
今回は研究で使用する文字起こしとのことでトータル1000分を超えるボリュームでしたが、これぐらいのデータを取り扱われることが多いのでしょうか?
私の専攻は心理学領域ですが、20人程度の方々にそれぞれ1時間程度のインタビューをお願いすることがデザインとしては多いので、割と一般的なサイズかと思います。
文字起こしをご自身で行わず、文字起こし専門業者にご依頼いただくメリットはどのような点でしょうか?
やはり1番大きいのは時間だと思います。自分で入力をする方法も、繰り返し耳に入れながらもう一度手を動かしながら語りをかみ締めていくという良さは確かにありますが、時間をかけて機械的に行う作業の部分も多くあります。
私たちは文字起こしをしたデータを何度も読み返すなど、本当に貴重なデータとしてじっくり扱っていきます。味わいながら思考して、語りの中から重要なところや繋がりや意味などを探しながら、データと深い対話をしながら分析に落とし込んでいくことに集中できるので、作業に近いところを引き取っていただけることはとてもありがたいです。
実際に文字に起こされたデータはどのように研究に使用されるのでしょうか?
今回は複数研究者での研究でしたので、それぞれがインタビューしたデータをもとに分析を進め、現在は報告書作成をしている段階です。リサーチクエスチョンがありますので、それに基づいて文章を読み解いていきつつ、聞かせていただいた質問への回答から、意味のある概念を抽出していきました。ごく簡単にいえば、複数のリサーチクエスチョンに対して、テーマティックアナリシスという方法で進めていったと言えます。今回分析した内容をもとに、さらに今後の展開を検討していく予定です。
最終的な研究成果につきましては具体的にどのようにご活用いただくのでしょうか?
活用という意味では、主には二つの方向性があると思っています。たとえば、今回ご依頼したインタビュー調査ではないのですが、私が長く研究しているテーマはキャリア支援者の職業的発達です。そのようなテーマの場合は、キャリア支援者に関する研究知見に興味を持ってくださる方が多いであろう学会でまずは発表して、その後に学術学会へ論文投稿していきます。一つ一つの研究結果には制約も限界もありますが、まずは研究知見として形にしていきます。
それに加えて、社会貢献としての活用も意識しています。主要な結果を研究テーマに関係する方や一般の方にも伝えていくといった取り組みです。たとえば、色々な場での研修会や大学などでワークショップ・エクステンションプログラムに応用するような活動も行っています。書籍や寄稿などの形で、多くの方にもお届けできるような方法を検討することもあります。
個人情報を含め、取り扱いに非常に気を使われるデータを取り扱う際、特に気を付けている点はございますか?
大学管理のストレージを活用することや、データを入れている媒体の管理、紙などに印刷した場合の廃棄など、複数の観点で留意をしています。実際には、細かくもっと留意している部分はありますが、研究倫理として明確に定められていることでもありますので、常に気をつけながら大切なデータを扱わせていただいているという意識で取り組んでいます。
今回、起こし方は「ケバ取り」をご利用いただきました。「素起こし」ではなく「ケバ取り」を選ばれた理由は何でしょうか?
今回私どもの調査は一般的な社会人の方が対象でしたが、考えを深めつつ自発的に豊かに語ってくださるような方が多いインタビューとなりました。また、インタビューした研究者が分析を担当する体制もとっておりました。そのため、今回は「ケバ取り」で依頼させていただきました。なお、その時に発していた情報を全て残しておく必要がある研究も多くあると思います。そういった時には「ケバ」は残しておく必要はありますので、研究テーマや対象者によって慎重に判断する必要があると思います。
研究等でインタビューを行われる際、特に注意しているところや意識していることなどございますか?
対面では一般的にはICレコーダー等で音声録音を行いますが、オンラインでレコーディングさせてもらう時は映像も含めて取らせていただく場合もあります。それぞれの貴重なデータを終了後にどのように使用させていただき、最終的にはどのようにデータを管理していくのかをきちんと伝えることは必要なことだと思っています。
また、研究倫理にも関わるところとなりますが、質問項目なども含めて情報として先に渡せるものはお送りしておきインタビュー協力者の方に不信や疑問が残らないことを前提として準備します。もちろん、インタビュー現場では開始時にまずご挨拶し、インタビューの意図などを再度説明し、想定質問の順番通りに相手の方の様子やペースに配慮しながら進めていくことを心がけています。
先生の研究内容について、具体的にどのようなことを探求されているのかお教えください。
領域でいえば、産業・組織心理学やキャリア心理学となります。少し先ほどもお伝えましたが、長く自分の大切な研究テーマとしているのは、キャリア支援者はどのように職業的な発達をしていくのか、というものです。キャリア支援者として入職後、初心者から中堅者へ、さらに指導者段階へ至るプロセスなど、キャリア支援者の特徴や専門性などにおいて、継続的に検討を進めてきました。
キャリア支援に関する国内の動きとしては、2015年にキャリアコンサルタントという名称で国家資格化もされました。職業人生の長期化や多様性の拡大などの影響もうけ、企業領域のみならず教育機関や行政現場、就職支援機関、福祉や医療領域など、活躍の場が広がっている専門職者です。
私自身もキャリア支援者であり、キャリア支援者への教育・支援にも長年かかわっていますので、今後も継続的に取り組んでいきたいと考えています。なお、「職場での孤立・孤独感」に関する大規模研究にセルフケアや予防的なかかわりを考える共同研究や、キャリア支援者へのプログラム作成や効果検証などの継続的な共同研究にも取り組んでいます。
データグリーンの文字起こしサービスで、特に良かった点はございますか?
日にちを細かく区切りながらの、五月雨式の納品が非常にありがたかったです。
今回は例えば3日間でインタビューを行った5人分のデータをまとめて出すようなやり方で何度かに分けて依頼しました。データ納品後に分析を進める際、機械的に分析を進めるわけではありませんので、細かく日にちを区切りながら納品していただけたことはとてもありがたかったです。
最後にご感想をお聞かせください。
メールなどのレスポンスが早く、やり取りもとても丁寧で誠実に対応していただきましたし、データの取り扱いや費用・納期についても利用していてわかりやすいなと感じていました。
また、年中無休で土日祝日も営業されていることも御社の特徴として非常にありがたい点だと思います。
研究者は曜日をあまり意識せずに進めている場合も多いと思いますので、曜日関係なく文字起こしの依頼を受け付けていただき、納品していただけるのはとても助かりました。
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